日本でも人気のiPhoneは、microSDカードなどでストレージ容量を増やすことができない。
iCloudなどのクラウドサービスを利用することもできるが、本体容量の選び方はかなり重要になってくる。
少し前は32GBや64GBが最小容量だったが、iPhone 13以降は128GBが最小容量となった。
Proモデルは別として、iPhone 16などは128GBか256GBのどちらを選択しようか迷っている方もいると思う。
今回はiPhoneのストレージは128GBと256GBのどちらが良いのかについて書いていきたい。
使い方によって微妙なところだが、写真や動画を多く撮影したり、ゲームなどのアプリを多くダウンロードする人は256GBが良いと思う。
主なiPhoneの容量別の価格


2025年4月現在で発売されている主なiPhoneの容量別価格(SIMフリーモデル)を表にしてみた。参考にiPhone 16 Pro(1TBは234,800円)も載せている。
今回テーマになっている128GBと256GBの価格差だが、どのモデルも15,000円となっている。この価格差をどう見るかという話だ。
妥当な価格差だと思うが、例えばiCloud(Appleが提供しているクラウドサービス)は200GBのプランだと月額450円だ。
24ヶ月継続して契約するとなると10,800円になる。iPhoneは128GBモデルを使うとなると、割と現実的な使用法になると思う。
iPhoneのストレージは128GBが良い人
・購入費を抑えたい人
・写真や動画などを撮影、ダウンロードをあまりしない人
・ゲームアプリなどを多くダウンロードしない人
購入費を抑えたい人
iPhone 16なら128GBは124,800円で、iPhone 16eならば99,800円だ。
iPhoneは値上がりもして、また世界経済を考えればApple製品の価格がどうなるか分からない。
iPhoneをなるべく安く購入したいならば、最小ストレージのiPhoneを選ぶと良いだろう。
写真や動画などのデータを多くは本体に保存できないが、クラウドサービスなどを使用すれば少しは解決できる。
写真や動画などを撮影、ダウンロードをあまりしない人
写真や動画などをあまり撮影しない人やダウンロードをしない人は、128GBでも足りる場合もあるだろう。
反対に動画は高画質なデータほど容量が大きくなるので、4K動画を多く撮影・ダウンロードする人は128GBは避けた方が良い。
僕もたまに写真撮影はするが、動画撮影はiPhoneであまり行わないし、動画のダウンロードもあまりしない。
動画のデータをiPhone本体にあまり取り込まないだけでも、ストレージ容量の消費を抑えられるのは知った方が良い。
あるいは撮影などをしたデータは外部ストレージなどに保存できるので、データ移行が面倒と感じない人は128GBの選択肢もあるだろう。
ゲームアプリなどを多くダウンロードしない人
基本的にスマホでゲームをしない人は128GBでも良いと思う。ゲームアプリによってはアプリの容量が大きいものはあるので。
ゲームアプリ以外にも、多くのアプリ、特に容量の大きいアプリをダウンロードする予定がないかどうか。
つまりiPhoneを使う頻度が少ない人は、iPhoneで何かをするということは少ないと思うので、128GBでも何とかなるだろう。
iPhoneのストレージは256GBが良い人
・写真や動画を多く撮影して保存したい人
・ゲームアプリなどを多くダウンロードする予定がある人
・長期間使用する予定でいる人
写真や動画を多く撮影して保存したい人
iPhoneで写真や撮影を多くする人は、256GBのモデルを選んだ方が良いと思っている。
特に高画質の動画を撮影すると、容量を圧迫する原因にもなる。4K60fpsの撮影を1分間すると、440MBのサイズになる。
撮影した動画を本体に保存していくとなると、128GBでは厳しくなってくるだろうから、256GBの容量を選んだ方が良いだろう。
ゲームアプリなどを多くダウンロードする予定がある人
iPhoneで多くのゲームをする予定がある人は、128GBでは足りなく可能性がある。
僕はスマホではゲームをすることはあまりないので詳しくはないが、ゲームアプリによっては10GB以上の容量もあったり、またアップロードで容量が増えたりするようだ。
ゲーム以外にも容量の大きいアプリはあるので、アプリを多くダウンロードする予定がある人は256GBの容量を選んだ方が良いだろう。
長時間使用する予定でいる人
一つのiPhoneを長期間使用する(2〜3年以上)場合は、すぐに買い替えるわけではないので256GBのモデルを選んだ方が良いだろう。
先ほども書いたが、動画も高画質で撮影できるようになったし、動画サービスも高画質で視聴できるようになった。
なので動画を撮り続けたり動画作品をダウンロードしていくと、容量が足りなくなってくるだろう。
動画をクラウドに移行したり消したりする作業は面倒だったりもするし、アプリなどもアップデートで容量が増えたりもする。
長期間使用する予定がある人は、最低でも256GBを選ぶということで良いと思っている。
iPhoneのストレージ管理のコツ

クラウドサービスを使う
個人的にはAppleが提供しているiCloudなどのクラウドサービスを利用することをオススメしたい。
これは万が一の時のバックアップも兼ねているのだが、データの保管ができるので、クラウドサービスは利用しておきたい。
仕組みはちょっと複雑だが、オンライン上で写真や動画などのデータを保管できるので、バックアップにもなる。
iPhoneの容量が少なくなってきたら、クラウドサービス側にデータを移管することができるので、128GBのモデルを使っている・使う予定の人は特にオススメしたい。
僕はiCloudだと200GB(月額450円)を契約しているのだが、5GBまでは無料で使用ができる。
データの入れ替えを行う
iPhoneのストレージ管理には、不要なアプリやデータをiPhoneに取り込まないというのもあるし、撮影したデータをクラウドサービスや外付けのストレージに移すことも時には必要だ。
そうすればバックアップもできるし、複数のストレージで管理すればリスク分散にもなる。
これまでも書いてきたが、動画は高画質だとデータ容量も大きくなるので、128GB(場合によっては256GBも)だと大量の高画質動画の保存は厳しい。
面倒にはなってくると思うが、iPhoneで撮影したデータなどはクラウドサービスなどを利用して移行するのも手だと思っている。
今日のまとめ

iPhoneのストレージに関して、写真や動画の撮影やダウンロードなどをあまりしないという人は128GBでも足りると思うが、特に動画撮影やデータを保存する人は256GBを選んだ方が無難だ。
あとはiPhoneのストレージ容量に関わらず、クラウドサービスなどを利用してバックアップすることも重要だと最後に付け加えておきたい。
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