iPad 第9世代とiPad 第10世代はどちらを購入するのが良いのか？

iPadは2022年秋に10.9インチの第10世代が発売されたものの、ホームボタン搭載の10.2インチ第9世代iPadも引き続き発売されている。

無印iPadと呼ばれてもいるスタンダードモデルのiPadは、初めて購入するiPadとしては最適だが、第9世代と第10世代の2モデルが現存で販売されている。

ここでは第9世代と第10世代のiPadを比較して、どちらを購入した方が良いのかについて書いていきたいと思う。

ある程度結論から書くと、第9世代iPadでも普段使いには十分だと思う。そしてデザイン性を重視するなら第10世代が良いと思う。

iPad 第9世代と第10世代のスペック

iPad 第9世代と第10世代の主なスペックについて、上記の表にまとめてみた。以下に主な違いを少し深掘りをしたいと思う。

ディスプレイサイズ

・iPad 第9世代・・・10.2インチ

・iPad 第10世代・・・10.9インチ

iPad 第9世代はホームボタン搭載の10.2インチサイズ。iPad 第10世代はオールスクリーンの10.9インチサイズだ。

ホームボタンが無いiPad 第10世代は、デザインが新たにiPad Air 第5世代と同じ10.9インチサイズとなった。

他にもiPad 第9世代はRetinaディスプレイに対して、iPad 第10世代はLiquid Retinaディスプレイになり、より表現が鮮やかになった。

搭載チップ

iPad 第9世代はiPhone 11と同じA13 Bionicチップを搭載している。iPad 第10世代はiPhone 14と同じA14 bionicチップを搭載している。

一世代違うチップなのだが、普段使いならば違いを体感できるほどでは無いと思う。iPad 第9世代でも数年は使える性能だろう。

カメラ性能

iPad 第9世代のメインカメラは8MP、iPad 第10世代のメインカメラは12MPと少し違うし、iPad 第10世代のフロントカメラは横についている。

第10世代のフロントカメラがサイドについているのは、ビデオ会議やFaceTime通話のために考慮されている。

また動画撮影では、第9世代はフルHD撮影までにしか対応していないが、第10世代は4K動画も撮影できる。

コネクタ

・iPad 第9世代・・・Lightning

・iPad 第10世代・・・USB-C

無印iPadは第9世代までiPhoneと同じLightning充電だったが、iPad 第10世代からはUSB-Cコネクタに変わった。

ただ第10世代でApple Pencilを充電する時は、変換コネクタを使用しなくてはいけない。Apple Pencil第1世代はLightning端子なので。

変換コネクタを使用しなくてはいけない事は、発表当初から疑問視されていた部分で、iPad第10世代を購入する時には知っておきたい点だ。

Touch ID

iPad 第9世代は筐体の下にホームボタンが搭載されているので、そのホームボタンに指を乗せて画面ロックを解除する。

iPad 第10世代は筐体の側面にあるトップボタンでロックを解除する。iPad Airと同じやり方になっている。

キーボード

iPad 第9世代はApple純正のSmart Keyboardに対応、iPad 第10世代はMagic Keyboardに対応している。

両者ともにサードパーティー製のBluetoothキーボードに対応しているが、第10世代に対応しているMagic Keyboardは38,800円する。

価格

Wi-Fiモデル64GBの比較にはなるが、iPad 第9世代は49,800円から。iPad 第10世代は68,800円からだ。

両者の価格差は19,000円となっており、iPad 第10世代は全体的に価格が少し高いという声もある。ただ性能を考えると、価格差は妥当の範囲内だと思う。

iPad 第9世代

ホームボタン搭載のデザインが良いと思っている人はそこまでいないと思うが、価格が49,800円からなので、なるべく安くiPadを購入したい人にはオススメだ。

ネットブラウジングや動画視聴、電子書籍閲覧やSNSチェックなどの普段使いでは、iPad 第9世代でも十分な人は多いと思う。

そしてiPadを初めて購入する人にもオススメ。miniやAirといったモデルもあるが、まずは10.2インチのこのiPad 第9世代から入るのがベターかなと。

僕もiPad 第8世代などを使用したことがあるが、確かにデザインは現代的ではない。でもまだまだ第9世代ならば、数年は活躍してくれると思っている。

iPad 第10世代をオススメする人

iPad 第10世代ではデザインが変わってオールスクリーンの筐体になった。表示領域も広がり、現代的なデザインだろう。

第10世代はデザイン性を重視する人や、カラフルな色のiPadが欲しい人にオススメ。イエローやブルーといったカラーバリエーションがある。

あとは仕事でビデオ会議をする機会が多い人や、FaceTime通話をする人にもオススメ。資金に余裕がある人は第10世代を選んだ方が良いだろう。