iPhone 14の発表によって、Appleストアで購入ができる小型iPhoneは、iPhone 13 miniとiPhone SE 第3世代の2つになった。噂通り、iPhone 14でminiは出なかった。
iPhone 12 miniも販売が終了し、小型iPhoneを欲しいと思っている人は、iPhone 13 miniとiPhone SE 第3世代のどちらを購入すればよいのか迷っている場合もあるだろう。
今回は「iPhone 13 miniとiPhone SE 第3世代のどちらを買えばいいのか」をテーマに、独断と偏見で書いてみたいと思う。
ホームボタンにこだわりがある、あるいは他のApple製品の購入も考えている人はiPhone SE 第3世代、より高機能な小型iPhoneを使いたい人はiPhone 13 miniを選ぶとよいと思っている。以下に少し掘り下げたてみた。
追記 2023年9月23日
iPhone 15の登場によって、iPhone 13 miniはアップルストアでの販売が終了しました。中古ショプで中古品や整備済み品での入手に基本的になりそうです。
iPhone 13 miniとiPhone SE 第3世代の比較
ちなみに僕は小型iPhoneだと、5.4インチのiPhone 12 miniとiPhone SE 第3世代を使用した経験がある。この記事を書いている時点ではiPhone SE 第3世代を使用している。そして両機種の主なスペックを表にしてみた。
本体の大きさだが、iPhone 13 miniは5.4インチでiPhone SE 第3世代は4.7インチ。ただiPhone 13 miniはホームボタンなしの全面ディスプレイなので、ボディの大きさはSE 第3世代よりも若干コンパクトだ。
またiPhone 13 miniは顔認証のFace IDで画面ロックを解除する一方、iPhone SE 第3世代は指紋認証のTouch ID方式で画面ロックを解除する。
そしてカメラ性能では結構差がある。iPhone 13 miniは超広角レンズと広角レンズのデュアルレンズ搭載。そして暗所でもキレイに撮影できるナイトモードを搭載している。
iPhone SE 第3世代はシングルレンズでナイトモード非搭載。そして被写体を際立たせるポートレートモードも、人物以外は認識しないようになっている。
その他ではiPhone SE 第3世代はMagSafe非対応で、表には記載しなかったが、写真や動画撮影で光学ズームができない(写真撮影のデジタルズームは5倍まで)のもある。
反対に高速通信の5G対応やA15 Bionicチップ搭載といった部分は共通。そして片手で操作しやすいサイズにもなる。
容量はiPhone 13 miniは128GBから、iPhone SE 第3世代は64GBからとなっている。SIMフリー版のiPhone 13 miniは値下げされたが、最小容量だと3万円ほどの価格差がある。
追記 2024年10月28日
僕はiPhone 12 miniを使用しているが、やはりカメラ性能で、カメラ性能に少しこだわるのならば5.4インチのiPhone 13 miniが良いと思う。
iPhone 13 miniの特徴
iPhone 13 miniはiPhone 12 miniの後継機になるのだが、僕は先ほども書いたようにiPhone 12 miniを使っていた時期がある。あくまでも参考までになるが、miniシリーズの特徴を書いていきたい。
5.4インチサイズは手の小さな僕でも片手操作しやすいサイズだし、ジーンズのポケットに入れてもあまり違和感はない。画面もいわゆる有機ELディスプレイなのでキレイに見える。
カメラ撮影もバリエーションは多い。ナイトモードで暗所でもキレイな写真を撮りやすいし、ポートレートモードでは人物以外の撮影(モノなどの)でも背景をボカせる事ができる。
また超広角レンズ搭載で、より広い範囲の撮影(風景撮影など)をするときには便利だし、写真や動画撮影でも光学2倍ズームアウトに対応している。
そしてマスク着用をしなくてはいけない世界になったが、iOS15.4のアップデートでマスクを着用していてもFace IDが認識するようになった。ただこれの精度は人にもよるらしい。
miniシリーズだとバッテリーの持ちは少し悪い。ビデオ再生最大17時間でも、日中にiPhoneを使う機会が多い人は外出時にはモバイルバッテリーを用意した方が安心だと感じる。
iPhone SE 第3世代の特徴
iPhone SE 第3世代はクラシックなホームボタン搭載で、Touch IDで画面ロックを解除するのが特徴。マスクを着用していても瞬時でロックを解除できるが、汗や水などで指が濡れていると反応しにくいのはデメリット。
SE 第3世代も片手で操作はしやすいと思うが、画面の解像度はここ最近のスマホとしては低い方。ただRetina HDディスプレイで解像度以上にキレイには見える。
カメラ性能ではiPhone 13 miniよりも劣るのだが、日中の明るい場所での撮影ならば十分な質の写真は撮れる。夜間撮影をしない人には十分かなと。
バッテリーの持ちだが、ビデオ再生最大15時間は良くない。iPhone 13 mini以上にバッテリーの持ちは気にする必要はあるだろう。外出時はモバイルバッテリーを持ち運ぶことをオススメする。
MagSafe充電には対応していないが、ワイヤレス充電には対応している。そしてA15チップ搭載なので、よほど負荷のかかる動作をしない限りはストレスなく使えるだろう。価格の割には性能は高いと言われている。
iPhone SE 第3世代に関しては記事にもしているので、こちらもどうぞ。
iPhone 13 miniをオススメする人
・なるべく高性能の小型iPhoneを使用したい人
・カメラ性能にこだわりがある人
・資金がある人
iPhone 13 miniは小型iPhoneとしてはある程度成熟していると思う。同じA15チップ搭載のiPhone SE 第3世代よりもスペックが優れているので、スペックを重視している人に向いている。
そしてスペックではカメラ性能が顕著。超広角撮影やナイトモードなどの機能は便利で、写真をiPhoneでよく撮影する人にも向いている。
そして価格もSIMフリーモデルの128GBは92,800円と値下げになったが、それでも円安の影響で10万円近い出費となる。資金が10万円ある人もオススメの対象だと思う。
iPhone 13 miniは角張ったエッジのデザインも素晴らしいし、小型サイズのiPhoneの新作が次にいつ出るのか不明。コンパクトサイズだが現状では高機能のiPhoneだ。
追記 2023年4月30日
家電量販店によっては、2022年10月からiPhone 13やiPhone 13 miniを実質24円(1ヶ月当たり1円)で契約できるキャンペーンもやっていた。
もちろん3大キャリアへのMNP契約が必要だが、2023年春では在庫が少なくなっているようだ。気になる人は一度家電量販店へ行って、店員の人に聞いてみると良いだろう。
iPhone SE 第3世代をオススメする人
・なるべく安くiPhoneを購入したい人
・ホームボタンにこだわりがある人
・他にも欲しいApple製品やガジェットがある人
iPhone SE 第3世代は、安く新品のiPhoneが欲しい人には向いていると思う。これも円安の影響で価格が上がったとはいえ、SIMフリーモデルは62,800円から手に入れられるので、他のiPhoneよりも安い。
iPhone SE 第3世代はキャリア版になるが、本体を実質1円で使用できるキャンペーンを家電量販店で行っている場合がある。僕はauの一活1円のキャンペーンを適用した。
ホームボタン搭載のデザインは賛否があるのだろうが、指をホームボタンに乗せるだけで画面ロックを解除できるのは強みだし、ホームボタンにこだわりがある人も一定数はいるだろう。
購入代金が抑えられるので、他のApple製品やガジェットも購入したい人にもオススメ。Apple WatchやAirPodsなどにも興味がある人もいるだろうし、無印iPadとiPhone SE 第3世代の2台持ちが合う人もいると思う。
今日のまとめ
スマホ業界と言っていいのかわからないが、スマホ大型化の流れはまだ続くのだろう。2022年9月時点でAppleストアで購入ができる小型iPhoneはiPhone 13 miniとiPhone SE 第3世代の2つになった。
小型iPhoneは片手で操作がしやすいコンパクトなサイズで、日本ではまだ需要があると思う。なので今回の記事が参考になればと思っている。
追記 2023年1月23日
iPhone14とiPhone 13 miniの比較もしたので、こちらもどうぞ。
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