秋になって外出して写真や動画を撮影する人も多いと思う。寒暖差は少しあるが外に出やすい気候になった。
気軽に撮影ができるスマートフォンを使っている人は多いが、スマホでの撮影に物足りなさを感じる人もいるだろう。
高級スマホならばカメラ性能は優れているものの、撮影の多様性やズーム機能に関しての撮影には少し限度がある。
とはいえミラーレスカメラや一眼カメラなどは敷居が高いと思う人もいると思う。そういう人にはレンズ一体型のコンデジは選択肢になるだろう。
そこで今回は、どういった人にコンデジがおすすめできるかを書いていきたい。
ここではコンパクトサイズのコンデジについてになるが、スマホからのステップアップやコンパクトなカメラが欲しい人にはオススメだ。
コンパクトデジカメのメリット

コンパクトで軽量
コンパクトデジカメの良さだが、文字通りにコンパクトサイズで携帯性の良さがある。そして多くのモデルが軽量だ。
一眼レフやミラーレスカメラの多くはポケットなどには入るサイズではないし、携帯性は度外視のボディのカメラもある。
これはスマホと似ているのだが、使いたいタイミングにサッと取り出して写真や動画を撮影できるのが大きなメリットだ。
携帯性に優れてもいるので、小型のカバンはもちろん、シャツやズボンのポケットに入れて持ち歩けたりする。
撮影した写真や動画はまずまず綺麗
僕はコンパクトカメラでいうと、PanasonicのLUMIX TZ85というモデル(現存モデルはTZ99)を使っていた時期がある。
スマホとほぼ同じの1/2.3のカメラセンサーだが、近くの被写体や風景撮影などではまずまずのクオリティで写真や動画を撮影することができる。
もちろんレンズ交換式の一眼カメラやミラーレスカメラのような画質ではなかなか撮影できないのだが。
それでも携帯性や後述するが価格とのバランスを考えると、まずまずの写真や動画は記録できると思っている。
安価なカメラもある
SONYのRX100シリーズやリコーのGRⅢなどの高級コンデジもあるが、安価なカメラであれば新品でも5〜6万円以内で購入ができるモデルもある。
高級機は1型センサーやマイクロフォーサーズなどの大きめのセンサーサイズになっている。
先ほども書いたように安価なカメラは、一般的なスマホのカメラセンサーと同じようなモノを使用している。
これも一眼レフやミラーレスになるが、基本的にはボディだけで10万円以上するカメラが多い。
それを考えると10万円以下で購入ができるコンデジは、カメラ初心者などには割と手の出しやすい価格だと思っている。
望遠撮影に強いカメラもある
iPhoneのProモデルでもandroidの高級機には結構な望遠ズーム機能があるスマホもあるが、デジカメではよりズームできるカメラもある。
例えば、PanasonicのLUMIX TZ99は光学30倍(24mm-720mm相当)の機能が付いている。
もちろん高級コンデジ機でもズームが3倍までとかのカメラもあるので、ここはカメラによって様々な性能になっている。
何十倍もズームできるコンデジはカメラのセンサーサイズは小型なのが多いが、そこは画質かズームのどちらを取るかになりやすい。
ここは「ネオ一眼」と呼ばれる大きなボディのデジカメにも言えるが、SONYのRX100M7のような小型でも1型センサーで光学ズーム8.3倍のカメラもあるのだけど。
スマホよりも写真・動画撮影に集中できる
スマホで撮影していると、途中で様々な通知や電話が入ったりすることも可能性としてはあるだろう。
スマホは多機能小型スマホなので、カメラ撮影に特化していないここは仕方がないのだろうが。
一方でミラーレスでも一眼カメラでももちろん同じだが、カメラならば撮影に基本集中できる。
スマホで別の機能を使用しながら、カメラで写真や動画の撮影ができるのはメリットだ。
どういう人にコンデジがオススメなのか?

スマホ撮影からステップアップしたい人
スマホで写真や動画を撮影している人の中には、もう少し凝った撮影をしたいと考えている人もいるだろう。
カメラだとより細かな設定で撮影ができる。もちろん基本的な設定はカメラに任せるモードもあるのだが。
コンパクトデジタルカメラは、スマホ撮影からステップアップしたい人には良い選択肢になると思う。
一眼カメラと違って、10万円以下で購入ができるカメラは多いし、そこまで予算をかけずにカメラ活動を始めることができる。
小型で携帯性を重視したカメラが欲しい人
ネオ一眼と呼ばれるボディの大きなデジカメもあるが、コンパクトデジカメの良さは小型で軽量であるということだ。
先ほども書いたが、シャツやズボンのポケットや小さなカバンに入れて携帯できるのは大きなメリットだ。
また荷物を少なくして撮影したい人にも良いだろう。
気軽にカメラで撮影したい人
小型でコンパクトなカメラだと、気軽に撮影がしやすいのも大きなメリットだ。
すぐに取り出して撮影がしやすいし、レンズ一体型なので、レンズを交換する手間もない。
僕はミラーレスカメラを現在使用しているが、標準ズームから望遠ズームに付け替える時は面倒に感じる。
一方で10〜30倍の光学ズーム機能が優れているデジカメならば、遠くの被写体も気軽に撮影ができる。コンデジ1台あるだけで色々な撮影ができるのだ。
個人的にオススメのコンデジは?
Panasonic LUMIX TZ99

数多くのデジカメについて全部詳しくはないので、リコーのGRⅢなどは評価が高いようだが、僕からは2つに絞らせてもらった。まずはPanasonic LUMIX TZ99だ。
2025年2月発売で一時期は品薄にもなったようだが、光学30倍ズームで遠くの被写体にも寄せて撮影できるのは大きなポイントだ。
カメラセンサーは1/2.3型なので大きくはないが、光学30倍ズーム(24mm-720mm)なのでスマホと差別化はできる。
小型軽量ながら光学30倍ズーム搭載のコンデジの現存モデルとして、オススメできる人は多いのかなと思っている。
スマホではなかなか寄れない被写体などを撮影したい場合は、TZ99ならば納得がいく写真などが撮れるだろうからオススメだ。
特にスポーツ観戦や野鳥などの動物撮影などでは重宝するカメラだと思う。価格も6万円前後でそこまで高価ではない。
SONY RX100M7

購入資金があり、スマホよりも高画質で写真や動画を撮影したいという人には、SONY RX100M7が選択肢になってくる。
価格は20万円前後で高級コンデジの部類だが、スマホのカメラセンサーよりも大きい1型センサーを搭載している。
僕もネオ一眼で1型センサーのカメラ(LUMIX FZ1000)を使用したことがあるが、一般的なセンサー搭載(1/2.3型)のコンデジよりも写真や動画の画質は良い。
価格としては、ミラーレスカメラや一眼カメラの価格帯とあまり大差はないが、ポケットに入るサイズのカメラとしてRX100シリーズは評価は高い。
型落ちとなるRX100M6は中古価格で12万円台、RX100M5は11万円前後が中古相場だ。
あまり遠くの被写体を撮影することは少ないが、ある程度近くのモノを綺麗に撮影したいという人にはRX100シリーズは良い選択になると思っている。
今日のまとめ
今回はコンパクトデジタルカメラについて書いてきたが、スマホからのステップアップや気軽に写真や動画を撮影したい人は、コンパクトデジカメはオススメだ。
レンズ交換式のカメラを購入しても良いが、コンパクトカメラは携帯性にも優れているので、これからカメラを始めたい人にも良いと思っている。


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